オウム真理教

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オウム真理教とは…

1995年3月20日に東京の地下鉄でサリンが散布されたことは、いまだ鮮明に記憶に残っています。12名の死者と5000人近くの被害者が出ました。警察の捜査によって、1989年1月坂本堤弁護士一家殺害事件や1994年6月松本サリン事件、1995年2月目黒公証人役場事務長拉致監禁致死事件などが解明されました。オウム真理教の一連の事件によって、「力ルト」や「マインド・コントロール」という言葉が一般的に知られるようになり、日本人の宗教に対する意識も大きく変わりました。

オウム真理教はヨガ道場から「オウム神仙の会」を母体に松本智津夫(教祖名・麻原彰晃)によって設立され、1989年に東京都に宗教法人として認証されました。チベット仏教やキリスト教終末論に独自解釈を加え、SF的な発想を加えた教理を造り上げました。

信者たちの異様な服装や集団生活や教団の奇抜な選挙活動などが、注目されるようになりました。1995年3月22日教団本部施設への強制捜査が行われ、続いて松本智津夫(麻原彰晃)はじめ、幹部たちが逮捕されました。その後、教団は解散し、多くの信者は教団を去りましたが、一部の信者によって「宗教団体・アーレフ」「ひかりの輪」が設立されました。事件の被害者への損害賠償は終わっていません。今も一部の信者によって活動は続けられていますが、事件を起こした危険な体質から変わったのかは不明のままです。

オウム真理教の一連の事件から明らかになったことは以下のことです。

(1)日本の宗教知識の無知が明らかになりました。オウム真理教はオカルト・ブー ムの中で、雑誌に紹介され、自らもインターネットなどを利用して、若者を集めました。高学歴の若者が多く入信していたことも驚きでした。日本人の「宗教」に対しての無知と、健全な宗教教育がなされていないことが露呈しました。「ハルマゲドン」という聖書の言葉の流用や、麻原自身の「キリスト宣言」 から、聖書やキリスト教が正しく伝えられていないことも明らかになりました。

(2)「破壊的力ルト宗教、マインド・コントロール」の深刻さが明らかにされました。実行犯に死刑判決が出されていますが、この問題の本質は明らかにされたとは言えません。

(3)宗教団体への不信が深まりました。「信教の自由」が認められている社会の中で、オウム真理教のような破壊的力ルト宗教に対して、「法律の規制」が必要ではないかと考えざるを得なくなりました。

人を苦しめ、破壊に向かわせる宗教があります。 しかし、聖書の神は平和の神です。主イエス・キリストによる和解によって、父なる神に帰ることが、ほんとうの救いであることを、キリスト者は大胆に伝えたいものです。

「すなわち、神はキリストにおいて世をご自分に和解させ、その罪過の責任をこれに負わせることをしないで、わたしたちに和解の福音をゆだねられたのである。神がわたしたちをとおして勧めをなさるのであるから、わたしたちはキリストの使者なのである。そこで、キリストに代って願う、神の和解を受けなさい」(2コリント5:19,20)。